2019

02.

01

Fri

ずっと子と会わせてもらえなかった子との面会交流の請求事件【40代女性|横浜市】

ご依頼内容

外国人女性である依頼者は、日本人男性と婚姻した後、夫婦関係が不和となり、生まれたばかりの乳児を連れて別居しました。その後、夫が強引に子を連れ去ってしまいました。依頼者は、当時日本語をよく理解できないままに、他の弁護士に離婚と親権者の指定の請求を依頼して離婚訴訟を提起しましたが、既にその元夫の子に対する監護状況が安定しており、離婚については認められたものの、親権者は元夫となってしまいました。
以後、依頼者は、親権は諦めつつ、10年以上子との面会を求めていました。しかし、元夫は、意固地になり、子との面会を拒否し続けていました。
そのようなとき、面会を実現させたい旨、私に依頼がありました。

お客様の声

とうとう、面会が実現しました。乳児のとき以降全く会っていませんでしたが、待ち合わせの場所で遠くから来る女の子を見て、すぐに私の子だと分かりました。子もすぐに私が母だと分かったようで、会って即刻お互いに泣き出してしまい、抱擁し合いました。以後、頻繁にメールや電話をし、また、定期的に会うことができています。これまでの10年以上の時間を取り戻せて本当に嬉しいです。

弁護士海老名毅より

弁護士 海老名毅

ご依頼頂きありがとうございました。

夫が全く合理的根拠のないままに面会を拒否している事案でした。そのような元夫に対して、私自身も腹立たしく感じていました。
元夫に対しては、調停、審判と手続が進み、面会をさせる旨の審判が下されたにもかかわらず、元夫は、抗告、再抗告と順次不服申立てをし、非常識なことに最後は最高裁判所にまでもつれました。当然、すべての審級において、当方が勝ちました。
しかし、それでも元夫は面会を拒否し続けたので、当方が面会に応じないことについての慰謝料請求をしたところ、ようやく元夫が面会に応じるようになりました。
初回は感動的な面会になったようで、私としても仕事冥利に尽きるところです。
今後、是非たっぷりと面会を楽しんでください。

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